メキシコのロペスオブラドール大統領は旧宗主国であるスペイン国王フェリペ6世とローマ法王フランシスコに対し、侵略から植民地時代における人権侵害などに謝罪するよう求める書簡を送った。
　書簡では侵略から植民地時代にかけてのスペイン人の行為に関して「歴史的な見直しと謝罪を求めた」ことを明らかにした。
　
　スペイン外務省は同日、「国王への書簡の内容が公開されたことは極めて遺憾だ」との声明を発表。「500年前のメキシコへの到達を現代の考え方で判断することはできない」とし、謝罪を断固として拒否する姿勢を示した。