シャーリア法の下で生活している女性に聞きたいんだけど、実際どんな感じなの?【海外の反応】


翻訳元







  1. サウジアラビア

  2.  ようやく考えを書けるところが見つかったわ。たくさん話したいことがあるから長くなると思う。
     文法が変だったり、スペルが間違っているのは母国語じゃないから許してほしい。

     私は海外駐在員の親の元、サウジアラビアの中心地域で育ち、ここで人生のほとんどを過ごした。
     私が住んでいる街はメッカよりも戒律が厳しい場所だった。そこで90年代に生まれたんだけど、当時は今のサウジアラビアよりさらに戒律が厳しかった。

     私の両親によれば、私が生まれた頃はムタワ(宗教警察)がいるから、どこに行くにも結婚証明書と出生証明書を持ち歩かないといけなかったらしい。両親は何回もムタワに止められたことがあったんだって。でも今ではそれがないから、公衆の面前でデートしたい場合は、知り合いの子供を借りればバレないんだ。

     サウジアラビアでは今でも女性が外に行くときは男性の護衛がないと駄目だよ。一区画向こうの牛乳を買いに行くときでさえね。そして公の場に出るときは常にアバヤ(女性が纏う黒い布)を着なくてはいけないんだ。

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     見知らぬ人の目をみないというのもあって、アメリカに住んだ最初の6カ月間は大変だったわ。アメリカでは目を見ないと失礼だと思われるんだよ。カルチャーショックがでかすぎて、残念ながら文化に慣れなかったので、母国に帰ることになったよ。

     それから当時は男性の護衛がない女性が外にいたら、裏道に引き込んでレイプされるのが普通だったよ。もし運が良ければ生き残れるけど、運が悪かったら砂漠に捨てられるんだ。そういう話を何度も聞いたよ。だから父親がいないとどこにもいけなかったんだ。

     囲いのある屋敷で育った人は幸運だと思う。私の父親も屋敷に住めるくらい裕福だったんだけど、アパートの方が安いからそっちに住んでいたんだよ。屋敷だと家賃で収入の1/4~1/2がなくなるからね。だから私は学校に行くか家の中に閉じこもっていることしかできなかった。私の親は外出を怖がっていて、食料品店や、ムタワが入れず女性がアバヤを着なくても大丈夫なメディカルシティにしか行かなかった。

     ここでは独身女性が出産するのは違法だよ。詳細は分からないけど、未婚の女性の友人は出産するのに自国に戻らないと行けなかった。外国人であっても結婚証明書が必要なんだ。サウジアラビア人の場合、未婚の女性が妊娠したらどうしたらいいのかは良くわからないわ。

     私はお転婆だったから、こういうルールを守るのは少し難しかった。私は前述したとおり海外駐在員で、母国の男の人達は他の人に比べてとってもオープンでリベラルな人たちだった。私は学校では彼らと一緒にいるのが好きで、出会えたのは幸運だったと思う。唯一離れなくちゃいけないのは教育省の検査が来た時だけだった。そういうときは私が女だから一緒にはいられないんだ。彼らと一緒にいる時は追放される可能性もあるからいつも神経質になっていたよ。

     タクシー以外で独身の男性と女性が一緒の車に乗るのも駄目だね。タクシーを一人で使うのもかなり怖いよ。ドライバーに売り飛ばされる可能性があるからね。だから私は一人でタクシーに乗ったことはない。それからよく"お溢れに"預かるために女性が乗っている車を尾行する人もいる。何度もそういう人にあったことがあるよ。

     そうだね。私は不自由に育ち、これが世界の全てだと教えられた。隔離されて育ったんだ。でも社会的、感情的な発育は犠牲になったとはいえ、良い暮らし良い両親を与えてくれたサウジアラビアには感謝しているよ。
     ここまで読んでくれてありがとう。もっとたくさん言うべきことがあると思うけど、今は何も思いつかないわ。
     私の取り留めのないコメントを読んで頭痛がしたなら申し訳ない。良い一日を。

  3. 海外の反応

  4. >>1
    "社会的、感情的な発育は犠牲になったとはいえ、良い暮らし良い両親を与えてくれたサウジアラビアには感謝している"
    これは私の理不尽な人生を良く表しているよ。社会面、感情面はほんとうに終わっている。
    あなたの両親がどこの国出身かは知らないし、良い暮らしを求めてサウジアラビアに来たのなら責めることは出来ない。でも先進国からわざわざサウジアラビアに来て娘を育てるような人は、子供を虐待しているのと同じだと思うわ。

  5. 海外の反応

  6. >>2
    同じことを思ったわ。社会面、感情面の安定は良い生活に欠かせないよ。
    "何度もレイプされたり奴隷として売られそうになったけど、殺されてないことに感謝しないとね"っていうのはおかしい。

  7. サウジアラビア

  8. >>2
    でもそういう面を犠牲にして生きるか、飢えや暴力が蔓延している世界で生きるかのどっちかしか選択肢がなかったんだよ。
    私の両親は2つの悪い事柄からよりマシな方を選んだんだ。私は両親が手に入れれなかったものをたくさん手に入れたよ。
    でも男達には嫉妬しているけどね。彼らはIDチェック以外気にしないでどこにでも行ける。

  9. 海外の反応

  10. >>1
    >"お溢れに"預かるために女性が乗っている車を尾行する人もいる。
    どういう意味?

  11. サウジアラビア

  12. >>5
    売春のことだよ。この国にはたくさん歪んだことがあって、いつも彼らのロジックには困惑するよ。私もここで育ったんだけどね、ハハ

  13. 海外の反応

  14.  私の両親は私が生まれる前の90年代にサウジアラビアに住んでいたんだ。両親は海外駐在員として団地に住んでいて、母親はいつもその時の話を語っていたよ。特に驚いたのは次の3つのことだね。

    1:私の両親はアルコールが禁止されているから、自分たちで密かにアルコールを作っていたらしい。団地に住んでいる他の人もみんなやっていたみたいだから、どうも一般的なことらしいよ。

    2:母親は警察に止められた時のために、常に髪を隠すスカーフを所持していた。スカーフなしで出歩くことは不可能だってさ。

    3:両親がたまに散歩する大きな広場があったんだけど、そこは日曜日に刑罰を行うための場所なんだってさ。その広場で手首を切り落とされるなんてことは日常茶飯事なんだ。何が酷いかって、外国人はよく見るように前に誘導されるんだよ。法律を破ったらどうなるのか外国人によく知ってもらいたいんだろうって両親は言っていたよ。刑罰がないときはリラックス出来る場所なんだってさ。

  15. 海外の反応

  16. >>7
    サウジアラビアに仕事でよく行く元同僚の話しだけど、外国人を刑罰がよく見える位置に移動させるのは、別に観光客を怖がらせたいわけではないらしい。
    自国民でない"低い階級"の人たちに刑を見られるのがさらなる罰になるんだってさ。

  17. 海外の反応

  18. >>7
    アラビアではポルノ禁止だけどみんな見てるよ。
    アルコールもハラム(禁止)だけど、アラブ人は酒が好きで隠れて飲んでるよ。

  19. 海外の反応

  20. >>9
    7年間アラブで働いたけど、隠れてすらいないよ。金曜/土曜のアブダビはどこのバーでもカンドゥーラ(白いローブ)を着たアラブ人が酒を注文しているよ。

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    バーによっては法のトラブルに巻き込まれたくないから、アラブ人を入店拒否していて、指の出た靴を禁止しているんだよ。アラブ人はだいたいサンダルを履くからね。
    だから地元民は入店しないはずなわけで、もし捕まったとしてもキリスト教徒のレバノン人だって嘘を付くんだよ。

    あと砂漠でキャンプするのはちゃんとした場所でやらないと非常に危険だよ。アラブのティーンエイジャーは夜中に砂漠で車を飛ばすのが大好きだからね。





  21. 海外の反応

  22. >>10
    大学のエジプト人の留学生曰く、サウジはパーティーするのにちょうど良い場所らしいよ。
    砂漠にたくさん昔の掩壕があって、そこが週末になるとナイトクラブになるんだってさ。

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  23. 海外の反応

  24.  カタールに9~11歳の頃住んでいたから、どっちかというと少女視点の話。

     もし酒が欲しい場合は免許を取って、遠くまで酒を取りにいかないといけない。

     毎回何を着ているか互いに監視している。私の場合は子供だったし、インターナショナルスクールに行っていたからそこまで厳しくなかったけどね。

     ユダヤ人は自分がユダヤであることを隠して生きなくてはいけない。ずっと後になって国から出る時に実はユダヤ人だと知った友達が何人かいるよ。

     カタールよりもっと酷い国は結構あると思うわ。カタールはまだマシなほう。子供のときの話だから間違っていたら申し訳ないけど、当時シャーリア法の下で生活していたのは間違いないよ。

  25. 海外の反応

  26. >>12
    自分の母親はサウジアラビアに住んでいた時にユダヤ人だということをずっと隠していたよ。
    西洋に行くまで自分たちにもずっと秘密にしていたわ。

  27. 海外の反応

  28. バーレーンに一年間住んでいたけど、シャーリア法は大して気にならなかったよ。
    もちろん短パンとかミニスカートを着れないし、滞在中はワイン二杯くらいしか飲まなかったけどね。ホテルにはアルコールがあったけど大して飲みたいとは思わなかったわ。
    もっとショックだったのはスンニ/シーア派が対立しているのと、ほとんどの警察がパキスタン人で、バーレーンの言語なのにアラブ語を話さないってことだね。

  29. 海外の反応

  30. >>14
    バーレーンはかなり開放的な思考の地域なのかい?

  31. 海外の反応

  32. >>15
    そうだね。今バーレーンにいるけど、かなり西洋化してるよ。

  33. 海外の反応

  34. >>15
    サウジ以外はどこも大丈夫だよ。スーダン、カタール、ドバイ、エジプト、バーレーンに行ったことがあるけど、どこもリラックスしてたわ。サウジは法律にめちゃくちゃ厳しい。

  35. 海外の反応

  36. 今はオマーンに住んでいるイギリス女性だけど中東では一番良い場所だと思うよ。法律は賛同できないけど、良い国だわ。

  37. 海外の反応

  38. 西洋化されたペルシャ湾周辺国に住んでいるアメリカ女性だけど、シャーリア法だからって大して気にはならない。ただ法を守るだけだね。
    アメリカにいた頃と大して生活は変わらないよ。ただお尻を強調した短パンを履けないとか、クラブに行かないってだけだね。もしクラブに行きたいなら隣国に行けばいいだけだし。
    ああそれと無料の健康福祉があるよ。今ちょうど歯医者の待合室にいるところだよ。税金もかからないんだ。

  39. 海外の反応

  40. イスラムは平等ではなく、正義と性差に重きを置いている。男は稼いで、女は家を守るっていうのが基本だよ。
    ほとんどの人にはこれで問題がないけど、信仰がない人、ゲイ、性に奔放な人には問題があるだろうね。
    イスラム教は特に厳しくないと思うんだけど…本当にそう思ってるのかい?







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コメント

まー、その国の文化だ。
他国がしゃしゃり出る立場の話では無い。
ただし、他国に来てお前らの常識を押し付けるなよと。

他国の文化を浸食し自国の文化で塗りつぶすって文化もある。
イスラムなんかそうでしょ。
まさに『癌』文化だ。

イスラムがいけないのではなく、
過剰な抑圧を押し付けることや、上級国民のダブスタが問題なので
イスラム教は本来は自発的な教義なので、
「自分で選択して行うこと」が前提、信仰告白に始まり、断食も自己発心で克己のため
周辺国は大体が世俗的、サウジや革命後のイランが例外的にオカシイ
独裁を守るために宗教を利用しているだけ