海外「子供たちに文学の興味を持たせたいなら国語の授業で古い文学を扱うべきではない」


z005_20230119100536001.jpg

翻訳元



  1. スレ主

  2.  シェイクスピアは時代遅れだ。こんなのに集中したら子供たちは文学への興味をなくすだけだ。シェイクスピアは国語ではなく歴史の授業で教えるべきだ。 
     シェイクスピアを読んで分析するなんてとても愚かなことだ。特に現代においてやるとか馬鹿げている。
     もっと新しい作家に移行していなのは単純な怠慢だ。
     ロミオとジュリエットは世間一般で言われているほど子供たちの心に響く話ではない。コンセプトは良いが文体が駄目駄目だ。
     子供たちは成績のために解読するだけで読書嫌いになるばかりだ。

     (マイナーな意見フォーラムへの投稿です)





  3. 海外の反応

  4.  その意見は完全に間違っているわけでも完全に正しいわけでもない。
     シェイクスピアは時代遅れではない。物語のいくつかは現代の問題や政治を反映している。
     とはいえシェイクスピアの教え方については子供たちを完全にシェイクスピアから遠ざけているだろう。言葉使いにはイライラするし、韻律などを解説しても眠くなるだけだ。
     そしてシェイクスピアはそれほど時間をかけて学ぶべきことではない。他にも古典なら色々ある。

  5. 海外の反応

  6.  問題の一つはシェイクスピアは読むものではなく観るものだということだ。読むだけでは非常に退屈であるが、役を知り尽くした俳優が演じるシェイクスピアは息を呑むほど素晴らしい。

  7. 海外の反応

  8.  シェイクスピアは素晴らしいが、問題は授業の仕方が悪いということだ。
     6年生のときのエドガー・アラン・ポーの授業でも同じようなことが起きた。自分は今ではポーが好きだが学校の教え方のせいで何年も嫌いになった。
     つまり問題は時代遅れとかではなく教え方だ。
     例えばロミオとジュリエットはラブ・ストーリーだと思われることが多いが、シェイクスピア自身はラブ・ストーリーとして書いていない。この物語はダークジョークだ。

  9. 海外の反応

  10.  まぁロミオとジュリエットを出発点にするのが最悪だというのは同意だ。
     シェイクスピア入門に最適なのはマクベスだろう。ゲーム・オブ・スローンズを見ている人なら興味を持つ。

  11. 海外の反応

  12.  シェイクスピアは現代英語にとって非常に重要であり取り上げない選択肢はないだろ。
     とはいえロミオとジュリエットは彼の最悪の戯曲の一つであり、オセロ、マクベス、ハムレットといった三代戯曲を扱うべきだな。

  13. 海外の反応

  14.  自国では国が選んだ数人の作家の作品を読むことを強制されている。
     1年生から12年生まで毎年それだけを読まされる。そして毎回その作品を褒め称えないといけない。彼らがいかに偉大であるか、彼らの傑作を楽しめることがいかに幸福か…
     毎週作者についてどう思うか作文を書き、その意見が通説と違えばFランクだ。12年間洗脳された呪われた世代だな。

     学校卒業後は本を読むのが本当に嫌いだった。学校でのプロパガンダを連想するからな。
     ただずっと後になって自分で選んで本を読むようになってからは読書が非常に楽しいことに気づいた。
     今では10年以上1~2日で1冊のペースで読んでいる。

  15. 海外の反応

  16. >>7
     その理由の一つは今の教師達が自分たちで何か分析したり修正したりすることが殆どないからだな。
     基本的に学生がリストにある本を読んでいるかどうかをチェックしているだけだ。

     自分の友人はハンガーゲームのシリーズを分析して現代社会との類似点などをプロジェクトにしたいと言ったが、先生は最近の作品だから駄目だと却下した。
     1年後に再びその話題になったときに先生は「本当は現代の若者向け文学のリストの中にハンガーゲームがなかったからどう採点してよいのか分からなかった」と言っていた。

  17. 海外の反応

  18.  国語教育は古典ばかり扱いすぎ。テーマや分析手法を現代文学に応用することが殆どない。

  19. 海外の反応

  20. >>9
     国語教師だが、カリキュラムに非正規作品や風変わり作品を混ぜるという考えには賛成だ。
     しかし古典を読まないと我々が共有している歴史や言説の大部分を失うことになる。
     一般的には古典から離れるのは大学レベルからだ。





  21. 海外の反応

  22. >>10
     自分が英語教師だったら古典を現代的な解釈で教えているだろうね。
     例えば古典を学ぶと現代のドラマなどの傾向を説明できる。
     知識を共有するのは結構だが、現代の例にたとえて教わったほうが面白い。

  23. 海外の反応

  24.  それは先生が悪かったのだろう。

  25. 海外の反応

  26.  現代英語の基本となるものを時代遅れと呼ぶのはどうかと思うが。

  27. 海外の反応

  28.  ライオンキングとデューンはハムレットだぞ。

  29. 海外の反応

  30.  ジュリエットは13歳。ロミオとジュリエットは一度キスをして一緒にいられなければ自殺すると何度もコメントして最終的に自殺する。これがロマンティックらしいが、これを子供に教えることがそこまで重要か?
     確かにシェイクスピアを現代の作品に当てはめることもできるが、それは殆どの古典作品にも言えることだ。
     また個人的にシェイクスピアの文章は技術的にうまいとも思えない。ダジャレやユーモアがあるが物語の半分は学者が補完している。

  31. 海外の反応

  32.  自分は9年生にシェイクスピアを教えているがみんな楽しそうにしているぞ。
     言いたいことは分かるが16世紀の農民だってシェイクスピアの説明をされたら眠たくなるだろう。要は見せ方次第だ。

  33. 海外の反応

  34.  同意。現代の脚本家と比べて何が優れているのか?あるいは小説家と比べたらどうだ?彼よりレベルの高い作家は現代に大量にいる。現代の文章の方が遥かに深く複雑な物語があるし、教えるのに最適なテーマがある。シェイクスピアが注目される理由はなんだろうか?

     音楽の授業も同様だ。小中学校と4年間オーケストラを学んだが殆ど何も身につかなかった。
     自分は音楽が好きだが、こんな古典よりもラジオから流れてくるモダンな楽器を使った音楽の方が楽しいだろ。

  35. 海外の反応

  36.  それでもハリウッドは彼の作品を盗み続けているから。

  37. 海外の反応

  38.  というかアメリカの学校制度によって読書への興味がなくなる。
     シェイクスピアは別に良いが、古典の物語の隠された意味についてレポートを書けとか吐き気がする。
     自分は最近になってようやく本を読むようになったが、あんな古典でなければもっと早く読破しただろう。

  39. 海外の反応

  40.  同意だが、残念ながら学校のカリキュラムでは特定の文学を教えなくてはならないという制約がある。
     アメリカの学校制度ではシェイクスピアは定番中の定番であり、国語教師は他の現代文学を教える裁量権がない。













海外の反応ランキング
関連記事

コメント

こいつは何にもわかってないな。
古典てのは、いつの時代読んでもその時代に書かれたものと思えないくらい新鮮な普遍性をもつからこそ古典と呼ばれるのだよ。
本当にシェイクスピア読んだことあるのか?
これが400年以上前に書かれたものかというくらいに生々しいぞ。

シェイクスピアは関ヶ原の戦い前後なのにいまでも読める英文なのはすごいな。
日本語は東海道中膝栗毛とか江戸時代でも原文読むのきついってのに。
明治大正期の翻訳文学とか旧仮名と死語だらけで恐ろしく読みづらい。

ライオンキングはジャングル大帝だろ

シェイクスピアばっかりなら問題だけどいろいろ読ませりゃいいじゃん

>物語の隠された意味についてレポートを書けとか吐き気がする

この手の出題は俺も嫌いだったなぁ。
「問題書いた奴は作者の意図なんて知らんやろ!」と思いながら解いてた。

何をどう変えた所でバカはバカなんだよ。
教師も生徒も一定数バカが居るんだから。

身も蓋もないけどその教師と生徒たちそれぞれのレベルや相性による
読みやすい物語を教えても人によっては刺さらないし、つまらないと感じるだろう
現状のシステムだと結局その生徒が伸びるかどうかはその生徒自身にかかってる
先生は一定のことを紹介するだけ
自分は義務教育の時間はつまらないのでほぼ無視していたが本自体は好きだったので手あたり次第
読みふけっていた

>>1
とはいえ今の時代にシェイクスピアと同等の作品が出ても人気になることはない。現代の作品と比べて昔の作品が劣るのは一目瞭然だ。特に子供が楽しく読めるかどうかで言えば古典など下の下だろう。これが分からないやつは客観的な視点がない。シェイクスピアよりハリーポッターを扱ったほうが今の子供は100%興味を持つ。

>シェイクスピアは関ヶ原の戦い前後なのにいまでも読める英文なのはすごいな。
現代英国人はディケンズすらも読めないといってる

結局ね、教師がやり方を示して生徒が勝手に伸びる
そうして目が出た生徒をより上のものに送るというのが現在のシステム
馬鹿は放置するしかない

シェイクスピアを例題にとるならそれを理解できない馬鹿を判定するためにシェイクスピアが選ばれてるんだよ
馬鹿は馬鹿
他の方面で伸びればいいだけ
一生絵本レベルで終わってしまったら社会が絵本レベルまで落ちるだろう

日本でいえば全員に教えるのは読み書き算盤だけ
それだけ最低限として教えてそれ以上は才能に応じて教えていく
そのハードルの違いでしかない

確かに古典で読んでてワクワクするのは思い付かないなあ。
教養のためとか、義務感で読んでた気がする。
本当に面白いと思ったのは、精々逆上ってシャーロック・ホームズシリーズまでかな。
日本だと池波正太郎の時代小説までかなあ。

頭が良くて適性のある奴は勝手に読み始めるんだよ
ここがラインなんてのは存在してない
ゆえにわざと難しいものを用意して判別の材料とするのはそれなりに有効なんだよ

将棋の藤井聡太じゃないが才能のある奴はやり方さえ教えれば勝手に先が見える
ない奴をどうするかという話で読み書き算盤レベルでいい
どうせ一生のうちで必須で使うのはそれしかない
それよりも才能に応じて適切な学びの場所に送るのが教育の大事な目的
ない才能を伸ばそうとせずにある才能を最大限に伸ばす
日本の教育は利権もあって大きく間違ってる

聖書に書かれてる話に差し替えるか?
ちゃんと読めばいかに宗教というものが特定の価値観の押付けだという事に気付けるぞ

英語話者でも子供は(大人も)シェイクスピアは読めんだろ
現代語訳ならともかく

俺は読書が好きで色んな作家の作品を読んだけどシェイクスピアはコメ欄にある通り戯曲なので演劇で見ないとクソ詰まらん。
ここのコメ欄にはなぜかシェイクスピアがふるい分けになるとか言っている人がいるがこういうやつは読書が趣味ではないニワカだと思うわ。

そもそも今の国語教育というのは全然なっていない。目標からして曖昧過ぎる。文学を発展させるために作者の心情や内容の読み解きなんて必要ない。捉え方なんて人それぞれ何だから読み方ではなく書き方を勉強するべき。
つまり起承転結や序破急など基本的な構成理解、物語はなぜ面白くなるのか、心理/行動/台詞/説明などの文の役割理解が必要だ。
つまり現代人の殆どがつまらないと思っている古典の内容を勉強するより、現代の面白い作品を読んでなぜこの文章が面白いのか分析した方が100倍マシ。そしてそれを元に自分ならこういう物語にするという二次小説でも書かせれば良い。

アホか
古典は国民の魂だから学ぶんだ
論理的に分析したり文章作るために学ぶわけじゃねえよ

シェイクスピアは多くの現代の作品にモチーフを提供しているわけだから、調べる価値はあると思うけど、感想とか解釈をおしつけられるのは面倒くさいやろね。

知っとくのは大事
聞いたことも無いってのは損失

ドレミファ知らずに音楽教えてどうすんの?

じゃあボクは日本国民の魂だから「ウサギとカメ」を読みますね。
(イソップ寓話「ウサギとカメ」16世紀に宣教師によって伝えられ
江戸時代には一般的な童話物語として民衆に普及)

自分が読書するようになったのはエラリイクイーンのミステリー読んでからだな
古典とは違うけど古くても面白いものは面白いのだ

>>21
古典はドレミファじゃない。音楽でベートーヴェンを聞いてもドレミファの授業にならない。ベートーヴェンを聞かなくても良い音楽はいくらでも作れる。現在最前線で活躍している人の作品の方が遥かに複雑で洗練されており得られる物が多い。

>>19
国民の魂wwwそれはお前がそう思いこんでいるだけで、実際の国語の授業目的は別物だろ。どこに国民の魂を学びましょうと書かれているんだ。

絵本なんて完全に古典の世界なのに何言ってんだろ?
それでも自分は全く古典に触れてきてなかったとでも言うつもりかね?

古典とはいかなるものかを学ぶ機会を奪ってどうすんだよ

そりゃ現代の大衆的娯楽作品のほうが食いつきは良いし読んでもくれるだろう
ただその一方で、古典に触れられる最大のチャンスを奪ってどうするんだ?
現代作品は目につくし興味あるやつは手にとって読むが、古典となると何らかの入り口がないとまず触れられないんだ
現代も古典も合わせて多様な事を教養として学ぶことが重要なのに現代ばかりに偏向してもしょうがないだろう
というか現代作品でも古典元ネタとか話題として使ってる作品多いから知ってると知ってないじゃね

……ただし読解にまず時間と手間がかかるのにつまらない授業食らった時の辛さは認める

>>28
誰も古典を勉強するなとは言っていない。問題は授業の中心が古典になって、それで子供が興味を失っていることだ。本末転倒も甚だしい。読書の興味を奪うようなら古典に触れる意味はないどころか有害なだけだ。

ラノベで読書の楽しみを始めて知り、文学に接することになる者もいる
自分は乱歩の少年探偵団から読書に目覚め、今は立派な変態紳士である

別に学ばされたからといって嫌いになるようなものではあるまい。音楽のイ短調とかホ長調?とかは嫌いになったが・・でも音楽自体を嫌いにはならなかったが。音楽の授業が嫌いになっただけだ。
日本ではシェイクスピアなんて教科書に1編載ってるかどうかだろう。覚えているのは小学校だったかのシーザーとリア王か。
そもそもシェイクスピアって娯楽本やろw
面白くないと感じるとしたら教え方がマズイということになる。

シェイクスピアは基本技曲なんだから演じる要素を入れた授業をしたら面白そう
日本人が触れるのは日本語さらに現代語に訳された物だから原文の授業を受ける気持ちとはちょっと違うんだろうね
自分の出身中学は古文漢文英語に関しては高校のカリキュラムを先取りするちょっと特徴ある私立で、そういう学校だと知って受ける人いるから国語好き古典好きの割合がすごく多かった
だから古典で文学に興味無くすってのは実感としてはそれほどないけどね、自分も大好きだし