海外「それでロシアがウクライナを諦めたとして何を失うというんだ?」


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  1. スレ主

  2.  ロシアがウクライナを諦めたとして何を失うんだ?プーチンのエゴか?それとも何か経済的/政治的に大きな理由があるのか?それは何十億ドル+何万人もの命を費やして、世界の大半から制裁を受けて孤立するだけの価値があるのだろうか?

     (どんな質問でもOKフォーラムへの投稿です)





  3. 海外の反応

  4.  プーチンのエゴではなく命もかかっている。敗北を認めたら政権を維持できるか怪しいし、政権を離れてもそう長く生き残れない。

  5. 海外の反応

  6. >>2
     間違いない。個人崇拝社会ではリーダーが弱い決断をすると一気に立場が崩れて命の危険となる。カダフィやサダム・フセインが例だな。

  7. 海外の反応

  8. >>3
     多くの独裁者は剣によって討ち倒されるまで玉座に座る方を選んでいるな。

  9. 海外の反応

  10. >>4
     それは権威主義者の罠、もしくは独裁者の罠と呼ばれている。歴史上何度も何度も起きてきたことだ。
     独裁者は権力を維持するために法律を破ったり時には人殺しをするが、そこから離れて生き延びることができなくなる。
     例外は血族を王座に据えたとか他国で保護を受けたとかだな。

  11. 海外の反応

  12. >>5
    >例外は血族を王座に据えた

     それも安全を保証するものではないな。歴史的には親族でも衝突することは多々ある。

  13. 海外の反応

  14. >>6
     金正恩の兄とかな。彼は権力を欲しがらずに贅沢な暮らしがしたかっただけだが、それでも排除された。

  15. 海外の反応

  16.  プーチンとロシアはこの戦争に多くの理由を提示した。あるものは理にかなっているが、あるものは聴衆向けだ。
     しかし重要なのは西側とロシアでは考え方が違うということだ。ロシアはリアリズムを重視し、西側はリベラリズムを重視している。

     プーチンはリアリズムの信奉者であり、至る所に脅威を感じている。それは一部は悲観主義な考えであり、一部は歴史的に見た話だ。NATOはヨーロッパの安全保障を強化すると言っているが、プーチンはそれを脅威と見なしている。
     この時点で多くの人はプーチンが狂っていると思うかもしれないが、プーチンは自分のビジョンに従って行動しているだけだ。

     そしてプーチンは世界におけるロシアの地位を地域大国として見なしている。特にウクライナはロシアの影響圏の不可欠な部分だと考えている。ウクライナは黒海のアクセスに不可欠であり、農業大国だ。これらの資源をロシアで利用できるようにすることはプーチンにとって重要なことだった。

     しかしウクライナとロシアの協力はウクライナに後退をもたらすだけだったので、ウクライナはEUと緊密になっていった。
     プーチンは当時傀儡だったウクライナ政府にこの動きを潰すように言ったが、ウクライナ国民は激怒して革命をした。
     プーチンはここでもリベラリズムのような隣人と仲良くしようというアプローチではなく、リアリズムなアプローチを取ってクリミアを占領し黒海にアクセスすることにした。そしてドンバスの反乱を扇動するために軍隊を送り込んだ。
     世界はこのリアリズムなアプローチに唖然としたが制裁以上のことはしなかった。

     そして今の状況はどうかと言われると、プーチンはNATOをさらに大きな脅威だと感じている。ロシアは昔の栄光を取り戻して国境を広げソ連崩壊後に近隣諸国に残ったロシア人を全て受け入れたいと思っている。
     もし戦いをやめれば容易に制御できるはずだった国を手放すことになり、復活したロシアというビジョンは消え去るだろう。ロシアは元々リベラリズムな気風がないので隣国とも仲良くやっていけない。
     ロシア人の考えは「誰も自分を信用しないなら誰も信用しない」というものであり、どんどん悪いスパイラルへと入っていく。

     ヨーロッパでもドイツとフランスは長年対立していた。同盟を組むには多くの労力が必要だった。このようなことは簡単には起きない。
     プーチンにとっての友人はベラルーシ、中国、北朝鮮だけだ。
     プーチンは既にベラルーシをロシアに編入する動きを見せている。中国も屈辱の100年から立ち直りかつて自分たちのものだった香港を併合し、次は台湾やシベリアの一部を手に入れたいと思っているだろう。

     ロシアは撤退するくらいなら韓国と北朝鮮の非武装地帯のような状態をウクライナに作り出すだろうね。

  17. 海外の反応

  18. >>8
     中国がロシアと何らかの関係を結んでいるのは西側という共通の敵がいるからだよ。彼らの国境は決して有効的なものではない。アメリカとカナダの国境とは全く違う。

  19. 海外の反応

  20. >>9
     それからロシアには石油や天然ガスなどの有用な資源がある。中国産業が必要としているものだ。





  21. 海外の反応

  22. >>8
     今回の戦争の理由はクリミアの支配を強化するためだよ。クリミア経済はロシアの占領によって壊滅的な打撃を受けた。観光業は終了し、水はウクライナに絶たれて農業に壊滅的な被害が出た。唯一残った主要産業はロシアがどうしても抑えたい軍港だけだ。

     ウクライナがクリミアを取り戻したらプーチンにとって大打撃になるだろうね。彼の政権を脅かすことになる。

  23. 海外の反応

  24. >>8
     政治心理学を専攻しているがこのまとめは全面的に支持するよ。

  25. 海外の反応

  26.  ロシアのウクライナに対する関心は経済と政治だけではない。戦略的にも地域での影響力維持としても重要。

  27. 海外の反応

  28. >>13
     まぁ影響力としては軍隊の弱さから既にボロが出ているけどね。

  29. 海外の反応

  30.  それはロシアにとって大恥になる。
     プーチンは戦争前にウクライナ人の非民族化、ロシア系ウクライナ人への弾圧終結、NATOを押し返すことを約束した。このタスクに失敗すれば弱いリーダーとして不適格だと見なされる。
     具体的にどうなるかは不明だが、ロシアにとって最悪なケースはクリミアを奪還されることだ。そうなればプーチンは権力を失うだろう。

  31. 海外の反応

  32. >>15
     ところでロシア系は殆どが東部に集中しており、彼らは今回の戦争の最大の被害者となっているな。

  33. 海外の反応

  34. >>16
     それな。結局プーチンはロシア系なんて気にしていない。

  35. 海外の反応

  36.  マリウポリには海軍基地があり地中海へのアクセスに繋がる。
     それからウクライナが自国の巨大なガス田に着手するとロシア経済への打撃となる。
     あとは威信の問題だが既に失われた。

  37. 海外の反応

  38. >>18
     セヴァストーポリも忘れるな。ロシアはクリミアへの陸上通路の維持に大きな関心を持っている。

  39. 海外の反応

  40. ・ロシアは黒海での影響力を失うことになる。
    ・国境にはさらに多くのNATOが増える。
    ・国境に親米政権が誕生する。
    ・上記のような口実はロシアにとって侵略の大義名分になるので、ウクライナを占領しないのは機会損失となる。












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コメント

下手に「大国である」(だった)という自負があるために
国際政治のゲームの中で重要な「誰を味方にし、誰を信じるのか」という
基本をまったく疎かににして
一人だけでマルチプレイヤーゲームを勝ち抜こうとしている。
それはリアリズムではなく単に間抜けな二流プレイヤーでしかない。
世界を敵に回して勝った国はいない。いかな国であれ
全員に対応はできないのだ。

プーチンとロシアの面子は丸潰れだね
これが原因でロシアから独立しようという機運も高まるだろうしね
さらには経済は今後数十年苦しむだろうし
死者や負傷者という働き手を多く失った事も大損害
西側からは強烈な制裁を食らい
中国の属国化も進んでしまった

不凍港@南下政策の絶対国防圏みたいなもんだろうね(マセラティのスポーツカー「ボーラ」の由来調べれば解る)つまり19世紀の帝国主義のままのノリ。これが未完成なので固執しているんだろう。さっさとやめればウラル以東の植民地が開放されて、やっと21世紀になるという感じ。

ロシア国内に篭って内政しとけば勝ち組になれるぐらい広い国土あるのに、態々外に出て行って自壊するというロシアとかいう国。
まぁ、国土の7割は経済活動に向かない土地だからって言うのもあるのだろうか?

戦後賠償金として三兆ドル支払ってもらう。
ロシアには石油・ガス田があるのでその全部を差し出せば払えるだろう。ロシア人にもなんの損失もない。元々地下から出るものを西側の技術で使えるようにしただけなんだし。

政治家の支持率は守られてる
国家のプライドも守られてる
国民の矜持と願望も守られてる
財産を捨ててロマンと気持ちを守った感じかなぁ

別にロシアの行動原理が分からないわけじゃない。
影響圏の維持のための必要な行動を怠っておいて、どうにかなると思ってる甘さが理解不能なだけで。

俺ロシア強い
俺プーチンの権威

はっきりって権威を失う以外にないな
だから権威主義は弱い、いつかその権威によって滅ぶ

※3
中華の国辱地図みたいなもんか

リベラル/左翼(アメリカ、一部EU) vs リアリズム/右翼(ロシア)の戦いだってちゃんと理解してる奴もいるんだな

しかしウクライナとロシアの協力はウクライナに後退をもたらすだけだったので、ウクライナはEUと緊密になっていった。
 プーチンは当時傀儡だったウクライナ政府にこの動きを潰すように言ったが、ウクライナ国民は激怒して革命をした。

こういう認知の歪みが問題
ソ連から離脱したのに全く豊かにならず、その結果親ロ政権が誕生してロシアとの経済連携協定を進めようとしたら欧米によるクーデターがおこされただけなのに

プーチンは国粋主義者たちから弱いリーダーと見做される
すぐにクーデターが起きて彼は失脚し、後釜に坐る者はもっと狂犬然としてるだろうな

国連安保理の常任理事国が核振りかざして侵略戦争始めるようでは、もう国連は何の役にも立たんな

※11
の方が色々と不自然極まりない物語だな
ソ連配下の中でホロドモールの経験があり、自らで独立しているのにソ連回帰に豊かさを求めていたと?
マイダン革命にせよ親露政権がNATO加盟申請を取り止めたことに民衆が発起したはずだが?
そもそも何故芸人上がりのゼレンスキーが汚職撲滅ドラマで人気者になり当選する?
お前の話なら民衆にとって撲滅すべき腐敗の対象は親欧米政権であり、今のゼレンスキーになるのではないか?
その人物が何故今も支持され続けていると?
ソ連の豊かさなる幻想を誰よりも持ち続けていたモルドバにさえも、ロシアは愛想を尽かされ反露になっているのが現状だが、それも含めて欧米によって作られたものだと?

覇権大国への浮上(笑)という永遠に訪れない幻想への足掛かりという妄想すら抱け無くなるだけw

ただの基地外ムーブが終わり路助の植民地(モスクワ圏では行われない強制徴兵や資源の収奪など絶賛迫害中w)が独立しまくるだけの事
好き放題出来なくなるから必死に古代世界以下の蛮行やってる蛮族が滅びる寸前なだけよ?

*11 みたいな認知が歪んでる人にとっては
民主派によって親ロ政権が打倒されて、それから何代も国政選挙が行われる度に
反ロ親EU側の政治家が国内で当選し続けている(国民そのものが反ロ親EUを支持している)事も
キエフに向かってベラルーシから侵略したロシア軍に対して
ウクライナの民衆が「なぜこんなところに居る?ここはウクライナだ」と言った言葉も
そんなものが『陰謀』でできることだと認知してるのがものすげぇよ。

世界の敵になった時点でその国は終わり、というのが歴史の法則
だから米国もそうならないよう戦争を仕掛ける時は事前に建前を確保してじっくり根回しをし
場合によっては利益供与も行なって「それなら仕方ない」という国際合意を確保してから侵攻する

そんなことも知らず最もやってはいけない奇襲戦争を仕掛けて
世界の敵になったプーチンロシアがリアリズムとは笑わせる

リアリズムという意味では中国の台頭を目の当たりにして、大陸国家として中国と地続きのロシアが米国の影響力をユーラシア大陸から排除して中露支配を目指すのは理に適ってるとは思うよ
というよりロシアの立場では米支配下のNATO及び欧州や、米傀儡の日本のような国と連携して中国包囲網という逆張りに向かう方がおかしいのは間違いない
おまけに欧米に追随しても脱化石燃料やポリコレなど、ロシア側からすれば欧米理念によって国を失う未来しか見えない

中露支配というのは中国と対等な強さがロシアに無いと成立しないのよ、雑魚だとバレてしまっては不可能な戦略なのよ。

いや資源大国なので支配可能だよ
軍事支配なんては二の次
そもそも資源と経済がなければ中露は話にならん

リアリズムってのは現実主義の事であって
米国に対抗しうる力をつけるまで西側に平身低頭していた中国にならそれはまだ当てはまる

だが力のないロシアが雑に近隣諸国にイキリ散らしながら米国の影響を排除したいと言うのは
ただの身勝手な理想主義にすぎない、そんな理想主義の戦争だから失敗してしまったんだよ

リアリズムではなく大ロシア主義のスラブ民族統一というロマンでやった戦争でしょ。

中国に支配される側なのに偉そうやな

存在しない脅威にビクビクしてそれを理由に戦争してんだからな
腰抜けの妄想を「リアリズム」と呼ぶのはリアリストに失礼だ

「資源大国」であることが国家の強さを保証するなら世界はアフリカに跪いている

ロシアが大陸からアメリカの影響を排除したいなら少なくとも
近隣諸国とは積極的に良い関係を築いて「多極化時代は本物かもしれない」と
求心力を高めるべきだったがよりによって周辺国に敗戦国は黙れだの
上から目線でオラオラ恫喝した時点で方策を完全に間違えていたんだよ
アメリカが周辺国の米国支持を取りつける素地を自ら作り上げてしまった

一言で言うならロシアの戦争は「嫌われ者のバカの夜郎自大」でしかなかった

>>ロシアはリアリズムを重視し
ファンタジズムの間違いだろ。

リアリズムってのは現実主義の事であって
米国に対抗しうる力をつけるまで西側に平身低頭していた中国にならそれはまだ当てはまる

俺が知ってる武漢肺炎バイオテロリスト大国中国とは違うみたいだ

リアリズム、力の信奉者、軍事大国を驕るクセにロシア軍は弱過ぎた。

プーチン「私もそう思う。」w

>>28
胡錦濤まではなんだかんだ西側を取り込んで致命的対立を避けてうまくやっていた
「太平洋には米中両国を受け入れる十分な空間がある」と習近平がオバマに言い放った
2013年が分水嶺、あれで事実上米国覇権に中国が挑戦状を叩きつけた格好になった
当時G2という考え方が米国政界でも議論されていたからな

この戦争でホッとしているのはアメリカ政府なんじゃないかな
彼らはロシアの通常兵器や軍隊の練度が予想よりも弱いことに気づいた
これまでアメリカの軍需産業は仮想敵国を強大にすることで自社の兵器開発や軍資金を集めてきた
そしてロシアを確実に倒すために新兵器を投入したら、どうもそれ以上の戦果が出た
この戦争でロシア産の兵器の価値は失墜し、ロシアの兵器に頼っていた中国やインド、北朝鮮も焦りだし、水面下で西側に近づくようになった
あとはロシアの核攻撃をどう抑えるか、これはアメリカが21世紀も覇権を維持できるのかの戦いになっている