ロシア下院は25日、徴兵の対象年齢の上限を現行の27歳から30歳に引き上げる法案を可決した。
　下院国防委員会のアンドレイ・カルタポロフ委員長は、同法案は大規模な紛争を念頭に置いたものだと説明。
　「すでに大きな戦争のにおいがする」と、議員たちに語った。また、現在は徴兵を回避できる人が多すぎると主張した。

　徴兵年齢を18～27歳から21～30歳に変更しようとしていたロシア国防省の当初の提案よりも、さらに踏み込んだものになっている。年齢の下限は変わらず、18～30歳が徴兵の対象となる。

　カルタポロフ氏は「多くの若者は18歳で兵役に就くことを望んでいる」と付け加えた。